さようなら三江線、其の壱
島根県の江津市と広島県の三次市をつなぐ、JR西日本の三江線が2018年3月31日を最後に廃止される。
1930年4月に石見江津~川戸間(13.9km)を三江北線として開業して88年間、1975年8月に全線開通して43年の歴史が終わる。
2018年1月6日に、三次発14時11分の428Dで式敷駅を訪れた。
三次駅の「ありがとうJR三江線」の横断幕。
ちなみに、横断幕の画像は第二可愛川橋梁。
これらの風景もあとわずか。
三次駅、1番ホーム出発信号機。
三次駅、3番ホーム出発信号機。
三次駅は1番と2番ホーム間の中線が2番線のため、3番ホームが4番線となっている。
三次駅、遠方信号機。
三次駅、場内信号機。
三次駅構内に留置中のキハ120-310、神楽ラッピング車両。
キハ120-310の江津側は鍾馗様
同じく三次側は大蛇(おろち)
式敷駅、上り遠方信号機。
式敷駅、上り場内信号機。
川毛踏切から式敷駅を望む。
右側の下り出発信号機の横に写っているのが第二可愛川橋梁。
式敷駅を出た線路はいったん左側に曲がり、右方向に進む。
式敷駅ホームから江津方面を望む。
三江線の途中駅の信号機は寒地向けのカバー付き信号機だが、式敷駅の上り出発信号機だけはなぜか通常のタイプ。
式敷江区ホームから三次方面を望む。
三江線の各駅には、神楽演目の愛称が付けてあり、式敷駅は「滝夜叉姫すてーしょん」
ポイントには電気融雪器が取り付けされている。
式敷駅の駅舎はログハウス風で、水洗トイレまである。
駅前の横断幕の「地域の宝 乗って繋ごう 三江線」も今となっては空しい。
第二可愛川橋梁を渡る427D、三次行き。
式敷駅到着の427D
三次に到着した427Dは折り返し浜原行き432Dとなる。
3番ホームで、広島行き1869Dと並ぶキハ120-310。
翌日は、この日の夜に三次市内の飲み屋で知り合った地元の人に船佐駅に連れて行ってもらうことになる。
その模様は次回に。
ところで、2013年8月24日の豪雨で、因原~鹿賀間の井原川橋梁の橋脚が崩壊し、江津~石見川本が翌年まで不通であった。
その間、三次側に取り残されたキハ120は、芸備線の三次ライナー5821D広島行きにに併結され、広島で整備を受けていた。
この3両編成の車両が三次ライナー5821Dとなる。
ちなみに中間に連結されているキハ120-310が、後に神楽ラッピング車両となる。
広島駅に到着後回送される5821D
この記事へのコメントはこちら