郡司和夫センセ、見てきた様な嘘を言い『マヨネーズもどき』
郡司和夫センセの、毎度おなじみ、見てきた様なデタラメシリーズ、「マヨネーズもどき」
『コンビニ弁当に付属の「マヨネーズもどき」は人体に危険!粗悪な油と添加物のかたまり』
「本物のマヨネーズを使うとコストがかかってしょうがない。
代替品はできないか」という、コンビニチェーンなどからの要望で開発されたのがこのマヨネーズもどきです。
そこで、コストのかかる生卵を極力、原料に使わず、安いパーム油主体のサラダ油と添加物マジックで限りなくマヨネーズに近づけたのが半固体状ドレッシングです。
卵黄は安い中国製の輸入粉末卵黄が使用されています。
>卵黄は安い中国製の輸入粉末卵黄が使用されています。
中国製の安物を使っているっていうロジックだろうが、これは間違い。
日本の鶏卵粉の輸入量は2016年で3,031,442kgで、中国からの卵黄粉の輸入量は2016年の輸入量は500kgしかなく、全輸入量の0.016%にしかならない。
ちなみに国別ではアメリカからの輸入が多く、2,034,525kgで約2/3はアメリカからの輸入である。
日本養鶏協会 鶏卵関係の通関実績(国別)
つまり中国産粉末鶏卵はほとんど使用実績が無い事になる。
ちなみに凍結卵黄の輸入量は2016年で5,568,946kgでこちらはほとんどがアメリカからの輸入である。
郡司センセの書いている様に中国製粉末卵黄を使用するには大いに無理がある。
また、半固体状ドレッシングの原材料に卵は必須で無い。
そのため、「調味料(アミノ酸等)」は“リン酸塩隠し”としても利用されています。
リン酸塩を使うと、増量効果が出るほか保存性も高まるからです。
しかし、リン酸塩の害は消費者に広く知られており、その使用をできるだけ隠したいというのが、コンビニや食品メーカーの本音なのです。
調味料として使用されるリン酸塩は
リン酸水素二カリウム(ナトリウム)
リン酸水素二カリウム(ナトリウム)
リン酸三ナトリウム(ナトリウム)
の6種類となる。
リン酸二水素カリウム、ナトリウムのphは4.3~4.9、リン酸水素二カリウム、ナトリウムのphは9.0~9.6、リン酸三カリウム、ナトリウムは11.5~12.5でph調整に使われる。
phは味に影響するが、ph調整が主な目的の場合はph調整剤として扱われ、調味目的の場合調味料として扱われる。
また、リン酸塩は有機酸塩の乳酸塩と共に、塩味を和らげる塩慣れ、酸っぱさを和らげる酢慣れ作用が有り、これらが調味料として使われる理由。
>リン酸塩を使うと、増量効果が出るほか保存性も高まるからです。
リン酸塩にマヨネーズというかドレッシングの増量効果は無い。
リン酸塩はソーセージや水産練り製品などで結着剤として使用されるが、それはタンパク質の結合に係わっているからで、ドレッシングの増量にはならないし、保存料としての作用も無い。
ちなみに結着剤としての作用があるのは、縮合リン酸塩のピロリン酸塩で表示上はポリリン酸塩となる。
今さら聞けない肉の常識 第17回
調味料(アミノ酸等)がリン酸塩隠しになるとは思えんけどね。
特に注意が必要なのは加工デンプンです。
加工デンプンは2007年に11品目が食品添加物に指定されましたが、欧州食品科学委員会(SCF)は、そのうち2品目(ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンとヒドロキシプロピルデンプン)について、乳幼児用食品には用いるべきではないと警告しています。
その理由は、「製造工程で使われる化学物質のプロピレンオキシドは、遺伝毒性のある発がん物質であることが否定できない」というものです。
ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンとヒドロキシプロピルデンプンも「Weaning Food for Infant and Young Children」、要はベビーフードに使うなと言っているだけで、EUでも乳幼児用食品以外はヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンとヒドロキシプロピルデンプンの使用に制限は無い。
これは当ブログの『ホラー作家郡司和夫センセのアイスクリーム』に詳しく書いている。
食品表示では、半固形状ドレッシングは粘度が30Pa・s以上のものとなっていて、更に原材料中の食用油脂の重量の割合が10%以上50%未満のものを、サラダクリーミードレッシングと称する事になっている。
ドレッシング及びドレッシングタイプ調味料品質表示基準
食品表示上でサラダクリーミードレッシングとなっているものの例として
キューピーハーフ 49kcal/15g
キューピーゼロ 50kcal/15g
等がある。
一方、半固形状ドレッシングとなっているものの例として
日清マヨドレ 81kcal/15g
味の素ピュアセレクトさらりあ 110kcal/15g
キューピーライト 24kcal/15g
味の素ピュアセレクト コクうま 65%カロリーカット
キューピーディフェ 48kcal/15g
キューピーライト 24kcal/15g
等がある。
熱量から考えて、日清マヨドレとピュアセレクトさらりあは、原材料中の食用油脂の重量の割合が50%以上、ピュアセレクトコクうま65%カロリーカット、キューピーライト等は10%未満となっていると思われる。
このように、マヨネーズもどきは危険な調味料ですので、どうしてもコンビニ弁当を食べる際でも、弁当に付いているマヨネーズだけは食べないようにしたほうが賢明です。
危険な調味料とのことだが、普通に食品に使われている材料、添加物なんだけどね。
それに実際に店頭に行って見てくればすぐ判る事だが、大手のコンビニのセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートの弁当でマヨネーズが添付されている弁当というのはほとんど見かけないけどね。
以前に、お好み焼き弁当に付いていたのを見た事はあるけど、マヨネーズ付き弁当は今は見かけない。
講釈師ならぬ、郡司センセ見てきた様な嘘を言いってところか。
ちなみにマヨネーズも、安いパーム油主体のサラダ油、調味料(アミノ酸等)、たん白加水分解物、香辛料抽出物は使用可能です~~
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