ホラー作家郡司和夫センセのアイスクリーム
自称「食品ジャーナリスト」郡司和夫センセがアイスクリームに噛みついている、というか加工デンプンに。
アイスクリーム、人体に悪影響の懸念…発がん性、動物実験で内臓肥大の添加物使用の恐れ
たとえば「加工デンプン」は、天然のでんぷんにプロピレンオキシドなどの化学薬品を加えて合成したもので、本来ならば「合成デンプン」と表示すべきです。
怖いのはこの「合成デンプン」は、自然界には存在しない「合成たんぱく質」をいつ生成しても不思議ではないことです。
生成された「合成たんぱく質」が、人にどんな影響を与えるかは誰もわかりません。
それにもかかわらず、「加工デンプン」として表示できる添加物は11品目もあるのです。
加工デンプンは郡司センセは11種類と書いているが、12種類の間違い。
加工デンプンは次に挙げる12種類。
デンプングルコール酸ナトリウムとデンプンリン酸エステルナトリウムの2種類は1964年に食品添加物として指定されている。
他の化学的処理された11種類は、1979年9月20日に厚生省(現厚生労働省)発、米国大使館農務参事官宛の通知(環食化第46号)をもって食品として扱われていた。
しかし、欧米ではこの11種類は食品添加物として扱われていたため、国際的な整合性を図るため、2008年10月1日に食品添加物として指定される事になり、13種類が加工デンプンとなった。
そのうち、デンプンリン酸エステルナトリウムについては、リン酸化デンプンと成分規格が一部重複しているうえ、近年使用実績が無いため2009年6月4日に食品添加物の収載リストから削除され、12種類となった。
さらに物理的処理による加工デンプン(焼成デキストリン、酸処理でんぷん、アルカリ処理デンプン、漂白デンプン)4種類と、酵素的処理による加工デンプン(酵素処理デンプン)1種類の、5種類が有り、こちらは食品添加物ではなく食品扱いとなっている。
こちらの5種の加工デンプンは食品扱いのため、でんぷん、でん粉、澱粉等の表示となる。
加工デンプンの処理方法と表示について
「合成たんぱく質」と言う意味がよく判らんが、加工デンプンを製造する際に、微量含まれる可能性のあるタンパク質が化学変化するという意味では無いかと思う。
知的けんこう生活 ~サプリメントメーカーの日記帳に次の様な記述がある。
未知なる合成デンプンについては安全性が確認されていないため、体にどんな影響をもたらすのかは分かっていません。
デンプンの中には多少なりともタンパク質も含まれていますが、合成途中でタンパク質も予測不可能な変化をしてしまう可能性があります。
「合成タンパク質を食べると、今までアレルギーを持っていなかった人がアレルギーになってしまう可能性がある。加工でんぷんの摂取は極力控えるべきだ。」と訴える方もいます。
その様に訴える方がいる様だが、具体的なデータ等を開示しての発言等はみつからない。
あくまでも可能性が有るということを針小棒大に言っていると考えた方が妥当で有ろう。
小耳に挟んだ健康ネタに次の様な記述がある。
ブドウ糖はそもそも何とでも結合しやすいように結合する手がちょっと多くついています。
その手がデンプンの場合でも まだ結合の手に空きがるので その手にプロピレンオキシド(別名:酸化プロピレン)をくっつけて(結合)させて合成デンプンが完成します。
プロピレンオキシド(別名:酸化プロピレン)とは無色で揮発性の高い液体で、ポリウレタンをはじめとする各種化成品の原料です。
ここで加工デンプンではなく合成デンプンと書いたのは、このように化学物質のプロピレンオキシドと結合させてできた澱粉は、じつはまだコントロールできる段階にはないそうで、どのような加工デンプンになったかはわからず使用されているそうです。
つまり毒性については全くデータがないまま使われているということで、私達は実験動物状態だそうです。
デンプンは水には溶解せず、白濁した懸濁液となるが、加熱すると粘りが出て、懸濁液が透明な状態に変化し、これを糊化という。
デンプンの糊化は、加熱によりデンプンを構成する高分子成分であるアミロースやアミロペクチンが水を吸うことにより、結晶状態から、ばらばらな状態に変化する事による。
糊化したデンプンは温度が下がってくると老化といわれる現象を起こし、堅くなってきて食感が劣化してしまう。
加工デンプンは、デンプンの水酸基の一部を置換して老化を起こしにくくしたものである。
水酸基をエーテル化したりエステル化にする事で、老化を起こしにくくしている。
プロピレンオキシドをエーテル化剤として使っているのが、ヒドロキシプロピルデンプンとヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンであるが、デンプンにプロピレンオキシドを結合させた訳では無い。
>つまり毒性については全くデータがないまま使われているということで、私達は実験動物状態だそうです。
これに至っては、デマとしか言いようがない。
製造技術は確立していて、成分規格が確定していて、FAO/WTO合同食品添加物専門家会議(JECFA)規格、米国食品化学物質規格集(FCC)規格、EUの食品添加物規格を参考として設定されている。
加工デンプン11品目
2008年に食品から食品添加物に変更となった11品目は、FAO/WTO合同食品添加物専門家会議(JECFA)で安全性が評価され、安全性に懸念はなく、ADIを設定する必要はないとしている。
2008年危険な安定剤増粘剤は、加工デンプンとまとめて表示するだけでよくなったそうです。
2008年にこんな取り決めを決めた大臣は何を食べてるのか知りたい
ここも間違ってるね。
加工デンプンの11種はは2008年までは食品扱いだったため、表示はデンプンで良かったが、食品から添加物への変更があったから加工デンプンのひょじが必要となった。
表示方法としては『増粘剤(加工デンプン、ペクチン)』の様になる。
外国では加工デンプンに対して規制があるのに、日本では規制がないと言う批判もある。
EUでは乳幼児を対象とする食品に対し適性がある。
1.Infant Formulae for infant 及びFollow-on Formulae for infant に対しては加工デンプンを使用してはならない。
2.Weaning Food for Infant and Young Children に対しては、ヒドロキシプロピルデンプン、ヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプン以外の9 品目の加工デンプンが、5%を上限として使用することができる。
添加物部会報告書
Infant Formulae for infantは日本では乳児用調製粉乳に、Follow-on Formulae for infantはフォローアップミルクに相当する。
乳児用のミルクに加工デンプンを加える必然性は無いから、規制が無くても加える事は無いと思うし、実際に店頭でチェックしたがギリでは加工デンプンの添加は無かった。
Weaning Food for Infant and Young Childrenは、日本の離乳食が相当する。
ヒドロキシプロピルデンプン及びヒドロキシプロピル化リン酸架橋デンプンを、乳幼児向け食品には用いるべきではないとしているのは、エーテル化剤として用いられるプロピレンオキシド等の安全性情報が不足していることを挙げている。
添加物評価書 加工デンプンプロピレンオキシドは、遺伝毒性発がん物質であることが否定できないことから、米国における発がんリスクの定量評価結果をもとに、わが国の推定摂取量に基づく生涯リスクを導いたところ、一般に遺伝毒性発がん物質の無視しうるレベルとされる100 万分の1 レベルを下回った。
また、生体組織に吸収されたプロピレンオキシドは、グルタチオン抱合や加水分解により代謝、解毒されるとされており、そのリスクは極めて低いと考えられた。
日本では規制は無いが、業界団体の日本ベビーフード協議会の自主規制で、ベビーフードに含まれる加工デンプンは最大5%となっている様である。
ベビーフード自主規格
このベビーフードで加工デンプンが最大5%というのは、加工デンプンが栄養的な価値がゼロと言う仮定で、5%であれば栄養学的な問題を起こす可能性が低いため砥の事であった。
加工デンプン(栄養学的観点からの検討)
また、1 歳以下の乳児に関しては、ベビーフードのみを栄養源とし、最大配合割合のもののみを摂取すると仮定した場合、食事摂取量の最大5%が加工デンプンの摂取量となる。
仮に加工デンプンが全く消化されずグルコースとしての栄養素源とならないとした場合においても、炭水化物摂取量中に占める割合やそもそもの炭水化物摂取量のばらつき踏まえると、加工デンプンの使用が栄養学的な問題を引き起こすとは考えにくい。
1歳以下の乳児に関しても、その栄養源はベビーフードのみではないこと、上記は過剰な見積もりであることを踏まえると、栄養学的な問題を引き起こすとは考えにくい。
更に、現在、加工デンプンは、食品としての使用が行われているところであるが、特段の栄養学的な問題は起こっていないところである。
加工デンプンの一部は小腸における消化吸収を逃れ、その一部はさらに、大腸において食物繊維と同様な発酵を受け代謝された短鎖脂肪酸となり吸収されるものと考えられる。
したがって、食品添加物として通常使用される状況下では、栄養学的な影響の懸念は必要ないものと考えられる。
出典:加工デンプン(栄養学的観点からの検討)
加工デンプンの体内動態(消化酵素分解率)
加工デンプンの消化分解性は、未加工デンプンのそれと比べて、差がないことを示す試験データも多いが、置換度、酸化度の高い場合消化率が低いことを示す試験結果もある。
しかしながら、これらの試験結果において、エステル化、エーテル化、酸化など化学修飾の種類と消化性との相関性は認められていない。
また、成人に加工デンプンを60g×4日投与する試験では、便通の回数と量、糞便中の水分量と乳酸含量に異常はなく、その他の有害影響は見られなかったとの報告もある。
出典:加工デンプン(栄養学的観点からの検討)
加工デンプン以外は・・・・
「乳化剤」は、牛乳中の脂肪分を均一に混ぜるための添加物で、アイスクリームでは大豆レシチン、グリセリン脂肪酸エステル、ソルビンタン脂肪酸エステルなどがよく使われています。
大豆レスチン以外の乳化剤は要注意です。
グリセリン脂肪酸エステルはハムスターの実験で肝臓肥大、腎臓の石灰化の報告があります。
また、ソルビタン脂肪酸エステルは動物実験で肝臓、腎臓の肥大が見られたほか、染色体異常の報告があります。「カラメル色素」は、昔ながらの砂糖を熱してつくられたI型カラメル色素以外は要注意です。
たとえば、尿素を使って大量生産されたカラメル色素からは、発がん物質が生成されています。「甘味料」に合成甘味料のアセスルファムK(カリウム)が使われているものは、アイスに限らず食べないほうが無難です。
砂糖の約200倍の甘さがあり低カロリーとされていますが、犬に2年間食べさせた実験ではリンパ球の減少が見られています。
つまり、免疫系統へのダメージが心配されるのです。
これらはいずれも安全性評価のため通常では考えられない量を投与した場合で、通常の摂取量では問題にならない。
アイスクリームを大量に食ったら、添加物が問題になるより先に、糖分、脂肪分の過剰摂取で健康障害を起こすよ。
「香料」は、バニラアイスの場合、主に使用されているのは合成香料の「バニリン」と推測されますが、一般的に香料成分は食品メーカーの最高機密とされています。
どんな匂いを出すかで、ヒットするかどうかが決まるからです。
通常、香料として10種類くらいの化学物質が調合されています。
バニリンもそのなかのひとつです。
バニリンは、動物実験で成長障害、肝臓、腎臓、脾臓肥大の異常が観察されています。匂いに騙されてはいけません。
バニリンはバニラビーンズの香りの成分で、合成でも作られ、使用量は合成が多い。
天然物でも合成でもバニリンは同じ物質である。
むしろ合成の方が天然のバニラの様にアレルギーを起こしたりしないから良いかも
>バニリンは、動物実験で成長障害、肝臓、腎臓、脾臓肥大の異常が観察されています。
これも通常考えられない、大量使用の場合。
JECFAの評価でも『香料として使用の場合、現在の摂取量では安全性の懸念はない』としている。
アイスクリームの時期に、郡司和夫センセのホラー小説を読んだみたいだ・・・
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