奇々怪々、「チバニアン騒動」続編
地球史の一時代を「チバニアン(千葉時代)」と命名するため、国際学会の審査合格を目指す茨城大などのチームの計画が危機に陥っている。
千葉県市原市にある地層「千葉セクション」が地質時代の国際標準模式地(GSSP)に認定されるよう、茨城大学岡田誠教授を代表とする22機関32名からなる研究グループが、国際地質科学連合(IUGS)の専門部会に提案申請書を提出していた。
基準地を争ったイタリアを退け、1次審査をクリアしていた。
ところが、岡田誠教授を代表とする研究グループとは別の地質学者らで作る「古関東深海盆ジオパーク認証推進協議会」(会長楡井久・茨城大名誉教授)が、「(地磁気逆転の根拠に)約2キロ先の別の地層のデータを使っており、捏造(ねつぞう)だ」などと主張するメールを同連合やイタリアの研究チームに送ったため、審査が中断した。
ま、妨害工作とも思えるクレームで審査は中断したが、事実無根とのチームの反論を学会側が認めて、2次審査もクリアして3次、4次の審査を控えていた。
ところが、楡井氏が、月5千円の賃料で10年間の賃借権を設定したことが分かった。
読売新聞の記事によると
楡井名誉教授は「申請の資料には捏造や改ざんがある」と主張。「不正を明らかにするために賃借権を設定した。申請の取り下げを求めていく」と話している。
国際学会は楡井氏が言うような捏造は無いと判断して2次審査を通していたわけである。
ふじい弘之 千葉県議会議員のフェイスブックによると、当初は楡井氏は推進派であった様である。
ふじい弘之 Facebook
この問題、学術的な問題というより、「チバニアン」に係わりたかったが、別グループの申請が気に入らず、妨害工作に走ったとしか思えないのだが・・・
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