郡司和夫センセのデタラメシリーズ「コンビニの唐揚げ」
毎度おなじみの郡司和夫センセの危険シリーズ「コンビニの唐揚げ」
郡司センセがまたでたらめな記事を書いている。『コンビニのから揚げは危険!抗生物質や危険な食品添加物を含有なのに無表示』
こうしたなか、日本に輸入されている鶏肉の80%を占めるブラジル産鶏肉の大規模な偽装が発覚し、コンビニ業界を震撼させました。
ブラジルの食肉加工業の21の施設で政府の検査官を買収、不衛生な鶏肉が大量に販売されていました。
日本にもこのうち2施設から、2015年に8900トン、2016年に8700トンが輸入されていたことが判明しました。まずは一安心と思いたいのですが、年間約9000トンものブラジル産偽装鶏肉がどこで使われていたのかは解明されないままです。
ブラジルの鶏肉の不正事件は、ブラジル国内の21の処理・加工・製造施設が捜査対象となった。
対象となった施設のうち3施設が操業停止となり、ほか18施設は特別検査の対象となり出荷停止となり、さらに特別検査の対象となった6施設について操業停止処置となった。
2017年5月時点で、操業停止の処置を受けた施設で、2施設は操業再開、7施設が操業停止が継続となっている。
ブラジル産鶏肉等の取扱いについて
ブラジルでの食肉の不正事件について
>日本にもこのうち2施設から、2015年に8900トン、2016年に8700トンが輸入されていたことが判明しました。
2施設ではなく鶏肉は1施設のみで、もう1施設からは蜂蜜とプロポリスであった。
>年間約9000トンものブラジル産偽装鶏肉がどこで使われていたのかは解明されないままです。
操業停止施設からの輸入ではなく、また操業停止となった施設からの輸入実績はなく、そもそも不正鶏肉であったかどうかは不明で、その後不正鶏肉であったという情報はない。
鶏肉はブロイラー肉を使用しますが、ブロイラーの最大の不安は、賞味期限切れよりも抗生物質や抗菌剤など薬剤の残留です。
ブラジル産、中国産、国産にかかわらず、抗生物質や抗菌剤で薬漬け飼育されているブロイラーは少なくありません。
特に製品輸入されたから揚げなどは薬剤の残留検査はフリーパス同然です。
>特に製品輸入されたから揚げなどは薬剤の残留検査はフリーパス同然です。
そのような事はなく、モニタリング検査されている。
冷凍唐揚げは「加熱食肉製品(加熱後包装)」に区別される。
平成26年度の加熱食肉製品(加熱後包装)の届け出数量は35,856件であり、検査件数は3,947件で検査された割合は約11%である。
中国産に関しては、届け出件数15,376件、検査件数2,089件、検査の割合は約13.6%である。
ちなみにタイ産は、届け出件数16,289件、検査件数は1,366件、検査の割合は約8.6%であり、タイ産に比べ中国産が厳しい検査を受けていることになる。
平成26年度輸入食品監視統計
中国政府は「中国国内の食品で危険な食品が出回っているのは認めるが、輸出向け食品はまったく別管理で厳しくしている。
国内向け食品で問題が起きたからといって、それがそのまま輸出されることはない」と説明してきました。
しかし、輸出用の鶏肉は中国国内とは別の環境で飼育しているというのが、まやかしであったことが「上海福喜食品」の一件で明らかになりました。
上海福喜食品は中国国内の最大手鶏肉加工品メーカーですが、国内用も輸出用も同じ飼育環境のブロイラーを使用していたのです。
知人に食品生産設備の製造業者がいるが、最近は輸出に関わる食品業者の中国政府の監視は非常に厳しくなっているとのことである。
食品は中国の大きな輸出産品であり、信用失墜は大問題で監視が厳しくなったとのこと。
作業場には監視カメラが並び、作業場に入る際全員が警備員からボディチェックを受けないと入れないなど、この様なことには中国は徹底してる。
中国国内の食品に関しては手が回らず、国内向けと輸出向けで実質的にダブルスタンダードになっているとのことであった。
抗生物質や合成抗菌剤が残留している食品を食べ続けると、体内に薬剤耐性菌が生まれ、万が一病気になったときに抗生物質がまったく効かないおそれがあります。
そもそもそのような抗菌剤が残留している食品が、流通しているとは思えないが・・・・・
農薬や医薬品の残留量は規定があり、モニタリング検査で漏れても、大手の業者は自主検査していて食品衛生法に違反する製品を放置しているとは思えない。
スポット的に検査漏れが無い保証はないが、食べ続ける様なことはまずあり得ない。
まず、白身の魚肉や抗生物質、抗菌剤漬けの鶏肉をくっつける結着剤として縮合(重合)リン酸塩(ピロリン酸塩、ポリリン酸塩、メタリン酸塩)が使われています。
縮合リン酸塩を使うことで食肉加工品や練り製品のコシを強くすることができます。
しかし、縮合リン酸塩は、多量に摂取すると老化が早まり、腎臓障害を起すと国際毒科学会で報告されています。
また、日大医学部病院の富田寛元副院長は、縮合リン酸塩は味覚障害の原因になると指摘しています。
日本人のリンの摂取量を問題にしているが、リンの摂取量は減っている。
リン、1日あたりの摂取量
昭和21 1874mg
昭和22 1884mg
昭和23 1853mg
昭和24 1864mg
昭和25 1912mg
昭和30 1334mg
昭和35 1331mg
平成13 1137mg
平成14 1119mg
平成15 1022mg
平成20 974mg
平成25 976mg
平成27 990mg
出典:国民栄養の現状、国民健康・栄養調査
昭和20年代のリンの摂取量が多く、30年代以降だんだん減りつつあり、現状でリンの摂取が健康に影響を与える可能性は低いと思われる。
ちなみに食肉加工品や水産練り製品にポリリン酸塩が使われるが、代わりにトランスグルタミナーゼという酵素も使われる様になっている。
トランスグルタミナーゼはタンパク質を結合する強力な酵素で、味の素が製造していてアクティバという商品名で販売されていて、食肉加工品や練り製品だけでなく、製麺やパン製造にも使われる。
製パンの小麦改質剤に臭素酸塩が使われていたが、トランスグルタミナーゼが取って代わっている。
おいしさ検索
また、コンビニのから揚げには、ナイアシン(ニコチン酸アミド)、リボフラビン(ビタミンB2)、乳酸カルシウムなどの添加物が栄養強化剤として添加されているケースが多くあります。
乳酸はWHO(世界保健機関)が乳児用に使用すべきではないと警告されている添加物です。乳酸カルシウムなら安全というのはおかしなことです。
乳酸カルシウムは唐揚げだけで無く、栄養強化剤として広く使用されている。
確かに、世界保健機構/国連食糧農業機関(WHO/FAO)の合同食品添加物専門委員会(JECFA)は乳酸はすべての異性体について乳児(生後3か月以内)用食品に使うべきでないとしている。
乳酸の安全性について
これは乳酸の安全性に問題が有るというわけではなく、乳児の場合は乳酸の代謝能力が低く、過剰摂取すると体液が酸性になるアシドーシスを起こす可能性を否定できないため。
JECFAは生後3ヶ月以内としていが、日本の場合はベビーフード等の離乳期に飲食することを目的とする食品に乳酸や乳酸塩を添加物として使用をしないとしている。
乳酸塩類等の食品添加物の使用について
唐揚げを離乳食に使うとは考えにくく、幼児以降の子供が乳酸塩の添加された唐揚げを食べても問題は無い。
これはもう、危険性を煽るだけの記事としか言い様がない。
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