ホラー作家、南 清貴センセの妄想記事「牛白血病」
ホラー作家、南清貴センセの新作妄想記事「牛白血病」
牛白血病が急増…食肉用牛豚の有病率の高さが報じられない理由
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また、これも本文に書きましたが、今現在「牛白血病」が急増していることも、深刻な問題です。
詳しくは拙著に譲りますが、2015年度に農林水産省が発表した「牛白血病に関する衛生対策ガイドライン」には、そのことが明記されているのです。
そしてそれは改善されておらず、見込みも立っておりません。
これまでも筆者は、食肉になる牛や豚の有病率の高さに関して、厚生労働省が発表している「食肉検査等情報還元調査」などを参考にして警鐘を鳴らしてきましたが、それを真剣に受け止め、ご理解くださる方は圧倒的に少数でした。牛白血病の原因が何であるのか、確たる情報はありませんが、飼料として使われている遺伝子組み換え作物の影響や、大量に投与されるホルモン剤、抗生物質などが関与していることが原因のひとつであることは明々白々でしょう。
>牛白血病の原因が何であるのか、確たる情報はありませんが、飼料として使われている遺伝子組み換え作物の影響や、大量に投与されるホルモン剤、抗生物質などが関与していることが原因のひとつであることは明々白々でしょう。
明々白々とか言っているが科学的根拠皆無の記述ですね。
南センセ自身が触れている「牛白血病に関する衛生対策ガイドライン」では、『牛白血病のうち牛白血病ウイルス(bovine leukemia virus。以下「BLV」という。)により引き起こされる地方病性牛白血病』を対象にしている。
牛白血病は、白血球増加(血液中のリンパ球の増加)や全身性の悪性リンパ肉腫(瘤状の腫瘍)を症状とする病気で、いわゆる『血液のガン』の事で、ウィルス性の「地方病性牛白血病」と非ウィルス性の「散発型牛白血病」に分けられるが、ウィルス性が牛白血病の殆どを占めるという。
増加している牛白血病-北海道での現状と対策について-
要は「牛白血病ウイルス(BLV)」による感染症と言うことになる。
BLVはヒトの成人T細胞白血病の原因となる「ヒトTリンパ好性ウイルス(HTLV-Ⅰ)」に近縁のウシのレトロウイルスで、宿主の牛に遺伝子レベルで侵入するため一度感染するとウィルスの排除は困難になり、発症すると治療の方法は無く、感染予防のワクチンも無い。
ただし、感染しても発症するのは一部で、多くは発症はしないもののウィルスの持続感染が続き、いわば無症候性キャリアの状態となる。
南センセ自身が触れている「牛白血病に関する衛生対策ガイドライン」はこの「牛白血病ウイルス(BLV)」の感染予防のガイドラインである。
「牛白血病に関する衛生対策ガイドライン」の概要
>牛白血病の原因が何であるのか、確たる情報はありませんが
このガイドラインを読むと「牛白血病ウイルス(BLV)」が原因なのは明々白々だが・・・・
感染ルートは垂直感染と水平感染に分かれる。
垂直感染
胎内感染
出生時の出血による感染
初乳による感染
水平感染
注射針等の再使用
除角、去勢、削蹄、耳標装着などによる出血
除角、去勢、削蹄、耳標装着に使用した器具の消毒、滅菌不足
アブ、サシバエ等の吸血昆虫による媒介
など複数の感染ルートがあるとされる。
平成15年に改正されたと畜場法により、牛白血病のウシのと殺および解体は禁止され、と畜場において牛白血病ウシが発見された場合、全廃棄になるうえ、さかのぼって家畜共済の廃用認定は受けられない。
平成10年の家畜伝染病予防法の改正で届出伝染病に指定されたため、目立つというのも有るが感染数は確実に増えているという。
その理由の一つとして、感染しても発症しないケースが多く、急性疾患でも無いため無対策であったとされる。
また、白血病を発症した牛は家畜共済の廃用認定が受けられ経済的な保証があるが、感染しているが発症していないキャリアの場合は金銭的な補償はなく、清浄化を困難にしている一因になっているとされる。
「牛白血病ウイルス(BLV)」の感染は日本だけで無く世界的に問題となっている。
いずれにしろ、ウィルス感染症の牛白血病にもかかわらず、南センセは科学的な根拠も無く、遺伝子組換え飼料、ホルモン剤、抗生物質が関与しているのは明々白々とか言っているわけだ。
>また、これも本文に書きましたが、今現在「牛白血病」が急増していることも、深刻な問題です。
この本文というのは南センセの著書た『じつは体に悪い19の食習慣・改訂版』の事の様だ。
南センセの著書らしく、科学的根拠は皆無、南センセの思い込みタップリのレベルの低いホラー小説となっている。
読むんなら、図書館などで只で読んだ方が無駄遣いにならなくてよろしい。
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