喪われた名誉「グルタミン酸ナトリウム」、味の素野犬捕獲法
父親の七回忌の法要に行き、お斎の場での話題を・・・
当サイトで、『喪われた名誉「グルタミン酸ナトリウム」』という記事を書いている。
味の素(グルタミン酸ナトリウム)には色々なデマが飛び交っている。
その中に、フィリピンなどでは味の素を塗した餌で犬を捕獲するというのがある。
記憶に間違いが無ければこれを最初に書いたのは『味の素はもういらない/船瀬俊介』では無かったかと思う。
「乳児用粉ミルクを考える会」の代表、丸尾俊介さんのところにきた、フィリピン滞在中の友人からの手紙の一節です。
――私の住んでいるところは山奥の、いわゆる「少数民族」の村です。
すでに一部の日本の人には知られているかも知れませんが、この村でも知られている事実をお伝えします。
ここの青年たちが、友だちと語り合って放しがい(それがこの国と土地の普通の飼いかたです)になっている犬をつかまえて食べることを相談すると、魚のカンヅメに少しの味の素をまぜて犬に食わせます。
すると数十分で犬が昏睡し、失神して倒れるのを解体して、焼くなり煮るなりして、食べるそうです。
「味の素」は少なくとも犬を失神麻痺させる毒性をもっていることが、ここの人々の間に知られているのです。
このデマがあちこち拡散しているわけである。
化学調味料の怪
【グルタミン酸ナトリウム(味の素)】
優クソ☆ぶろぐ
未来を語る新宿老人党
ベジーの食卓
同じ事を書いているサイトは腐るほど有る。
トンデモ本といわれる『買ってはいけない/週刊金曜日編』にも同じ内容が載っていた。
これを実践した人物がいる。
それは私の亡父・・ ┐(´д`)┌
実家は農家で、野犬が畑を駆け回ったり、穴を掘ったりして荒らすのに困っていた。
それで「味の素野犬捕獲法」を実践したわけである。
知り合いの食品卸から賞味期限切れのハムなどを大量にもらい受け、味の素が塗しやすいようにバターを塗り、味の素をたっぷり塗して畑のあちこちに置いた。
それを食べた野犬は昏倒して捕獲できるはずであったが・・・・
昏睡するどころか元気いっぱいで駆け回り、それどころか味の素を塗したハムに味を占めて、味の素を塗したハム目当てに逆に犬が集まってしまったというオチだった。
父親は、味の素野犬捕獲法なるものを実践して、それがデマだったのを実証してしまった事になる。
親族の間では笑い話となり、七回忌のお斎の場でもその話題で大笑いとなった次第である。
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