梅は美味ぇ~、ウォッカで梅酒♪

   2016/06/05

 今年も梅のシーズンとなった。
 この時期しか食べる事の出来ない梅の塩漬け。
 子供の頃、梅干しを作る工程で梅を塩漬けするが、食卓に黄色に変わり始めた青梅の塩漬けが出された。
 まだ浸かりきっていない梅を塩梅と呼んで、ガリガリ囓ったものだ。
 これが完全に浸かると柔らかくなってしまい、ガリガリの梅を食べられるのはわずかの期間で、柔らかくなり始めると梅干し作りのため日干しにしていた。
 この梅の浅漬けが懐かしくて、しばしば作って食べる。

 これを作るにはホントに堅い未熟の青梅が必要で、指で強く握ってわずかでも弾力を感じる様だともうダメ。
 見かけは堅そうでも、指で握って少しでもへこむ感じがする様では、塩漬けにすると柔らかくなる。
 未熟の青梅は以外に手に入りにくく、店頭で見かけると買い込んでしまう。
 それとカリカリ感を出すにはカルシウムの添加が必要となる。
 カルシウムを使うことにより果肉に含まれるペクチンが、非水溶性のペクチン酸カルシウムとなり柔らかくなりにくくなる。
 具体的には、炭酸カルシウムや乳酸カルシウムを梅の0.5%を、塩に混ぜて漬け込む。
 本当は水溶性のある乳酸カルシウムの方が使い勝手が良いが、炭酸カルシウムでもOK~♪
 しかし、梅酢を利用したいなら乳酸カルシウムを使うべきで、炭酸カルシウムだと梅酢が濁る。
 
 使用期限が書かれているが、炭酸カルシウムは非常に安定した物質で変質する事は無く、自家使用なら有効期限は気にしなくて良い。
 上手くカリカリに浸かれば、冷蔵庫に入れておくとカリカリの状態が維持できる。

 梅のシーズンと言えば梅酒。
 市販の梅酒は甘すぎるのでこれも自作。
 梅酒造りにアルコール濃度96%のウォッカで漬け込み♪~
 使ったのはポーランド製のSPIRYTUSという、最凶の・・・、いや最強のウォッカ。
 酒なのに消防法の危険物第四類指定とは・・・
 エチルアルコールは普通に蒸留した場合、97%以上にはならないので、ほぼアルコール状態。
 
 普通は梅1kgに氷砂糖1kg、ホワイトリカー1.8リットルだが、梅2kgに氷砂糖500g、ウォッカを8本ドバドバドバ~
 
 比重の関係で3層に分かれていて、下層は梅からしみ出した水分と糖分、上層はアルコール分が一杯。
 梅の上側の部分には、梅からアルコールに溶け出したクロロフィルが霞状に漂っている。

 このまま1年程放置しておけば、美味しい梅酒が出来るはず・・・・・・
 しかし、それまで残っているのかはヒジョ~に疑問だが。

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