号泣!!! 北斗星逝く!!!

 

 8月23日、ついに寝台特急の北斗星が廃止になってしまった。
 以前は2往復だったのが1往復に減便され、今年の3月より臨時列車扱いになっていたがついに廃止となった。

 これで上野発着の寝台特急は、元々臨時列車扱いだったカシオペアだけになる。
 東海道・山陽新幹線の開業で夜行列車の廃止が早かった東京駅と比べて、上野駅は比較的遅くまで夜行列車が残っていた。
 昭和55年3月で19時以降に上野から発車していた列車は

 東北新幹線の開業に伴い大幅に廃止されて、「北陸」「あけぼの」「北斗星」「カシオペア」が最近まで残っていたが、「北陸」が2010年に廃止、2014年3月15日のダイヤ改正で「あけぼの」が臨時列車扱いとなり、2015年で廃止となった。
 「北斗星」も2015年3月に臨時列車扱いになり、今回とうとう廃止となってしまい、残るカシオペアも廃止が取りざたされている。
 かつての花形の寝台特急列車がこのように凋落したのは、長距離での料金と所要時間の関係で航空機との競争に負けたのが大きい。
 寝台特急を使うと運賃の他に特急券と寝台券が必要になり、新幹線に比べても割高になっていた。
 正規料金だと鉄道の方が安くなる場合が多いが、旅行代理店が販売している航空券+ホテルのパックを使うと断然易くなる。
 東京~広島や東京~福岡であれば往復の航空券+ホテルのパックの料金が、往復の新幹線の料金より安いのが現状で、長距離になるほど航空機が有利となる。
 所要時間で比べれば、東京から九州や北海道となれば航空機に勝ち目は無い。
 また、JR各社の調整が難しくなったというのもあろう。
 JR発足直後は、ダイヤの調整が電話1本で出来ていたのが、だんだん手続きが面倒になっていったという。
 残念だが時代の流れとしか言いようがないのだろう。
  一足先に廃止になったトワイライトエクスプレス

 なんとか残っている、客車の寝台特急列車、カシオペア

 ヱビスビールのオマケのチャーム。 この中でなんとか残っているのはカシオペアだけ。

    

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