普通のリンゴも腐らない
2013年に制作された映画に『奇跡のリンゴ』があった。
この映画のモデルになった人物が作るリンゴが、奇跡のリンゴとか呼ばれ、奇跡のリンゴは腐らないなどと言われ、話題となっていた。
個人的には原作となった、リンゴの栽培方法には疑問があるがここでは触れない。
でも、スーパーで売っているリンゴも腐らない(場合も)あるんですよ。
現物がこれ↓
これって、普通にスーパーで売っていたリンゴ(陸奥)とミカンが、忘れ去られカビも生えずミイラ状態となっていたもの。
ミカンを横にカットした画像がこれ
断面を見ると瓤嚢(じょうのう)や砂瓤(さじょう)など柑橘類の構造はしっかり残っているが、砂瓤はすっかり水分が飛んで褐色に変色し、水分が飛んだため空洞となっている。
リンゴを縦にカットした画像がこれ↓
乾燥したためすっかり縮んでいるが、芯の部分は比較的原型を留めている。
芯の周辺の茶色の部分は水分が残っているためかしっとりしていて、果肉の部分はひからびた感じがする。
ミカンは比較的元の形や大きさを保っていたが、リンゴはすっかり萎びて元の大きさの半分以下になっていた。
ミカンは完全に乾燥しているが、リンゴは水分が残っているためか、カットする際の感覚は堅いチーズをカットしているような感覚であった。
ミカン、リンゴ共、カットした瞬間はちゃんと果物の香りがしていた。
このミカンとリンゴは、事務所に昨年末から放置されていたもので、久しぶりの事務所のお片付けの際に出てきた物。
事務所は空調のため常に乾燥している環境であるが、別に奇跡のリンゴでなくても腐らないという例である。
ちなみに食べてみる気はなかったが、リンゴは少々味見をしたところ味の薄いドライフルーツといった感じであった。
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