鉄道事故!!   山手線、電化柱倒壊、9時間運転見合わせ

 

4月12日早朝、神田~秋葉原間の山手線の電化柱の倒壊騒ぎが発生、約9時間山手線と京浜東北線が不通となった。
午前6時10分頃、京浜東北線北行622B運転士が山手線線路脇の電化柱が倒壊しているのを発見した。
たまたま当日はお茶の水に用事があったため現場を見に行き、ついでに写真撮り。

実際に倒壊したのはこの画像では50m程左側の電化柱で、画像の電化柱を支線で支えたいた。
傾いた電化柱の側に新しい電化柱が有り、こちらに饋電吊架線とトロリー線を移設する予定があった。
詳細は国土交通省の通達文書に書かれている。
国土交通省の通達文書
写真の新しい電化柱が新本5号柱で傾いているのが副5-1号柱で、下り線側に有った本5号柱と副5-1号柱間に有ったビームは3月15日に撤去された。
さらに3月25日に秋葉原側に有った本6号柱と副6-1号柱間に有ったビームも撤去され、副6-1号柱が残された。
その後4月10日の夜に副5-1号柱と副6-1号柱が傾いていたのが判ったが、運行に影響なしとの判断で副5-1号柱と副6-1号柱の間の支線を4月13日に本6-1号柱に移設を決めた。
4月11日の夜に山手線の運転士がさらに傾きが大きくなっていることを発見し報告、4月12日の始発電車に係員が便乗して目視で確認し異常なしとの判断で有った。
そして6時8分頃副6-1号柱が倒壊し山の手線内回りを支障し、副5-1号柱が大きく傾斜した。
原因は強度計算をしないまま本5号柱とビーム、本6号柱とビームを撤去したことに有った。
副5-1号柱には約4.5トンの荷重がかかっていたが本5号柱と本6号柱を撤去したため強度不足となり、副5-1号柱が大きく傾斜し支線でつながっていた副6-1号柱が倒壊した。
3回も異常を確認しながら根本的な処置をしなかったJR東日本は強く非難されることとなった。
そして傾いたり倒れた電化柱を撤去し架線を新本5号柱と新本6号柱に移設し復旧した。

運転見合わせとなった山手線や京浜東北線は各駅で午前10時過ぎまでは乗客を乗せたまま停車していたが、その後回送扱いとなり乗客が降ろされた。

人間があちこちでジタバタしていたが傍の神田川ではカモメがのんびり水面に浮いていた。
どうやら水面に浮かんでいる桜の花びらをついばんでいる様だ。

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